被災地には行けないけれど

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昨日、今回の大地震で被災された方の診察をしました。

ご家族を頼って福島から避難された方でした。もちろん診療情報提供書(いわゆる紹介状)などはなかったけれど、薬のリストがあったので助かりました。

避難の中、苦労して持ってこられた福島のお米を頂きました。もちろん、ありがたくいただきます!

その方を診察して気づいたこと。

毎日のニュースを見るにつけ、自分に何ができるのか、被災地に行くべきではないのか、と自問している医療関係者は少なくないはずです。もちろん、今の自分の仕事をバックアップしてくれる誰かがいるのであれば、被災地へ赴くのは素晴らしいことです。しかし、多くの開業医はなかなかそれはできない。

開業医は、多くの患者さんを外来で診ています。今回の地震で被害を受けなかった地域でも、かかりつけの患者さんのご家族の誰かは被災している可能性が高いです(というか、ひとりもいないなんてことは狭い日本ではほとんどありえない)。そのご家族を頼って、地元から離れた診療所にいらっしゃる被災者はこれから増えていくでしょう。普段かかりつけの方に信頼されてはじめて、そのご家族(被災者)を診てもらおう、と思っていただけるわけですから、責任は重大です。住み慣れた場所から離れて不安を感じている被災者の方に、少しでも安心を与えることが、広い意味で災害医療の後方支援だと気づきました。

これからも、地域でできることをやっていきます。

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