新型インフルエンザに対する抗体

画像




2009年度インフルエンザ抗体保有状況調査

2009年7~9月に、23都道府県の各225名,合計約5,000名を対象として実施された調査です。
季節性インフルエンザワクチンの接種時期の前に、抗体の保有率を調べるために毎年行っている検査ですが、今年はパンデミック(H1N1)2009(新型インフルエンザ)についても調べられました。

このグラフを見て思うのは「意外に中年以降の抗体保有率が低い」ということです。今回の新型インフルエンザの流行は子ども中心で、50代以上はほとんどかからないということが分かっています。その年齢層では抗体を持っている人が多いのだろう、と予想していましたが・・・グラフでは50歳以上でもほとんど10%を切っていて、85歳以上でようやく43%です。それならもっと50歳以上の患者さんがいてもおかしくないような気がします。抗体以外の防御機能が50代以上にあるということ?それともこの調査でチェックできない抗体が感染を防いでくれているのでしょうか。

15~19歳で抗体保有率が20%を超えているのも驚きです。
新型インフルエンザは5月から流行が始まり、夏休み明けの9月から本格的な流行に入ったので、7~9月の検査ですから、すでに感染した人を検査すれば抗体が上がっていても不思議ではありません。でも、さすがにこの時期で5人に一人がかかっていたというのは、多すぎる気がします。15-19歳群は400名と書いてあるので、対象数が少なくてデータがバラついたのでもなさそうです。とすると、対象の選択に偏りがあったのか?(流行した学校で調べた、とか)しかし、全国レベルの調査でそれもなさそうだし。もともと抗体を持っていた人が、他の年齢層に比べて多いと解釈するしかないように思います。では、その理由は・・・?誰か教えてください!


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック