今年も麻疹流行?

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昨年、高校や大学などで麻疹(はしか)が流行し、有名大学の休校がニュースになっていたのは記憶に新しいところです。

2008年第1-13週の麻疹報告数を見ると、今年1月~3月の麻疹報告数は全国で5,083例。神奈川県が特に多くて1,972例、以下東京都609例、福岡県501例、北海道442例、と続きます。

麻疹は、今年1月から全例報告が義務付けられたので、過去のデータとの単純比較はできません(昨年までは「定点報告」といって、決められた施設の報告が集計されていました)。全国で推定20万人/年といわれていたようですが、今年はどうなのでしょう。春から夏にかけてが流行シーズンです。当然、これから麻疹は増えるわけですが、3ヶ月の全例報告で5000人とすると(本当に全例であれば)「年間20万」という数字は大きすぎるような気もしますね。逆に今年は少ない、とも言えませんが。いずれにしても3ヶ月で麻疹が5000も発生している日本は、先進国の中では相当麻疹対策が遅れていると言わざるを得ません。

MRワクチン2期の接種率という資料を見ると、2007年度の麻疹風疹ワクチン2期(小学校入学前)の接種率は全国で50%を少し下回る、という結果のようです。このペースではなかなか短期目標(年間患者発生数5000人、死亡者数5人)の達成は難しそうですね・・・

実は今日、高校生が「学校が麻疹で休校になった」とのことでワクチンを打ちにきました。(今年に関しては)麻疹が全国で最も多い神奈川県の高校でした。ふたつ前の記事でも書きましたが、今年度から5年間は中1と高3は無料で麻疹・風疹ワクチンが受けられることになり、当院でもすでに何人かの方がこの制度を利用しています。これから接種を考えている人は、どうせ打つならお早めに!とお薦めしておきます。



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