タミフル緊急安全性情報

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ご存知のとおり、3月20日、「タミフル服用後の異常行動について(緊急安全性情報の発出の指示)」が厚生労働省医薬食品局安全対策課から出されました。

今回の緊急安全性情報の主旨は、
「10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控えること。」
の部分です。
「遅い」「甘い」など、いろいろ批判はありますが、お役所としては妥当な内容ではないかと個人的には思います。

先シーズンから、(僕の説明の仕方のせいかもしれませんが)「是非ともタミフルを飲みたい」という方は多くなかったので、最近はタミフルを処方することがめっきり少なくなっていました。インフルエンザといえば何も考えずにタミフルを処方していた5年前が遠い昔のようです。今シーズンに限っていえば、インフルエンザと診断してもタミフルを処方したのは半分以下、多分3割くらいでしょうか。そこへこの通知ですから、ますますタミフル処方率は低くなりそうです。

ほとんどの方は、もともと飲まなくても治るわけですから、これはこれでよいだろうと思います。新聞には「医療現場混乱」みたいな記事が出ていますが、当院では今のところ大きな混乱はありません(もともと小児が少ないせいかもしれません)。タミフルの使用法が、欧米のスタイルに近付いた、ということですね。

写真はその緊急安全性情報(通称イエローレター)。いつもより目立つデザインです。
中外製薬のページに内容が載っています(「あなたは医療関係者ですか?」の質問に「はい」と答えても「いいえ」と答えても中を見ることができます)。

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