嘔吐と下痢~私はこう治療した

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「今年は吐いて下痢する風邪が流行ってるんですってね」
「ええ、毎年流行りますよ(規模は違えど)」

なんて会話が診察室で繰りひろげられる毎日です。実は先週僕もかかりました。2日間、今まで経験したことのない酷い下痢で大変な思いをしました。以下、病歴です。

12月1日21時過ぎから嘔吐・下痢(水様便)が始まる。その後、一晩中15~60分おきにトイレに通う。自分がみるみる脱水状態になっていくのが分かるが、吐き気のため水も飲めない。あんまりつらいので午前3時ごろ吐き気止めの薬を飲んでみたが、案の定すぐに吐いてしまった。
翌朝、土曜日なので午前のみ診療。嘔吐は止まったものの、腹痛と吐き気は続く。朝、下痢止めを飲んでみたが下痢のペースは変化なし。水を少量ずつ飲めるようになった。少しでも口の渇きを防ごうと、マスクをして診療する。午前の3時間半がものすごく長く感じた。下肢の脱力感が強い。低カリウムのためだろう。熱は平熱。消化器以外の症状はない。体重が1.5kgほど減っていた。点滴してもらおうかな、と思ったけど止めた。
午後、スポーツドリンクとゼリー飲料を買ってくる。夜には吐き気が治まり、ゼリーを飲んでみる。もちろん一日中食事はとれなかった。この日の夜もトイレに通ったが、少し間隔が伸びてきた。
翌日(日曜日)TVでマラソンを見る元気がでてくる。水分も徐々にとれるようになる。昼、うどんを少し食べてみた。夕方を最後に水様便がぴたっと止まる。夕食はおかゆ。この日の夜は一回もトイレに起きなかった。

と、罹病期間はほぼ丸二日間という急性腸炎でした。もちろん何の検査もしていませんが、ウイルス性腸炎という診断でよいと思います。吐き気止めと下痢止めをそれぞれ一回ずつ飲んだものの何の役にも立たなかったようです。診察室で患者さんにも言っていることですが、勝手に治る病気に薬は必要ない、ということがよく分かりました。だからタイトルの「私はこう治療した」はウソですね。あえて言えば、水分補給を心がけたということだけか。養老孟司先生もどこかで同じようなことを書いてたような記憶があります。

内容がアレだったので、写真だけは美しく。


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